格闘家の菊野克紀選手がオリンピックを目指し、テコンドーの東日本大会に出場することを知ったときは興奮したものです。
思わずTwitterで
「やらかしてくれますな!」
そう送ったら
「やらかしたりますよ!」
と、返信を頂きました。
その時の記事に
〃菊野克紀がテコンドーに挑戦〃
という見出しがありましたが、プロの格闘家である彼であってもこれは正しく挑戦なのです。
なぜなら……
いかに競技性が近くてもルールが変われば全く違うものになり、そしてやはりその道に通じている者が有利だからです。
プロ野球でクリーンナップを打っていた元選手が、バラエティー番組で女子ソフトボール選手のボールを打てないシーンを見ることがあります。
あんなに近い競技同士でもそうなるわけです。
(写真はプロレスラー黒潮イケメン二郎のオリジナルシャツを着る四男)
そんな中でRIZIN 13で組まれた那須川天心選手と堀口恭司選手との、キックルールでのカードには色々と考えさせられます。
最初に見た記事の
〃一つの時代に二つの最強はいらない〃
というフレーズにも違和感があります。
MMAとキックそれぞれの世界で双方が最強であっていいのではないか、なぜ今どちらかに敗戦を強いらなければならないのか解りません。
〃完全決着〃という言葉にも疑問が残ります、違うスタイルで闘ってきた者ですからね。
どちらかのルールで試合をするのならば、せめて次戦はもう一方のルールでという確約の発信が欲しかったですね。
それならばまだ少し安心して楽しみに出来たかも知れません。
この試合に依って、俺が大好きなこの二人の何かが失われてしまうような気がしてならないのです。
間違いなく観るけどね。